自民党総裁選 '03

結局小泉総裁が7割近くの得票で圧勝し、その後、安倍幹事長や麻生総務大臣などまさに選挙用の人気とりのための内閣改造を行い、亀井派も内閣改造で取り込まれたせいかどうか亀井静香が離党することもなく(まだわからないけれど)、また一方で官僚のいいなりになって悪政を繰り返して、先ごろも田中均擁護発言をした川口順子を続投させて、またわけのわからん小野清子とかいう毒にも薬にもならなそうなのを国家公安委員長にしたりして、私は経済政策についてはよく分からないけれど、これまでの実績から考えても、特に外交においては、もう小泉内閣はどうしようもないと思う。

しかし、それなら新民主党がいいかと言っても、要は右と左が反自民という一点で結束しているだけの野合であるので、期待はできない。かといって与党の方も政策が一致しているわけではなく権力欲しさに集まっているだけの野合に過ぎない。となると、次の総選挙では国民の目をうまくごまかした方の勝ちということになるかもしれない。その点では、小泉自民党が一歩も二歩もリードしている。

私は政界再編ということを期待してやまない者だけれども、今回のポイントはやはり亀井静香が動くかどうかにかかっていると思う。「離党して石原新党を立ち上げる」と言った時はかなり期待したのだけど、どうなのか。ちなみに、高速道路の民営化よりむしろ無料化ということについては、民主党と亀井静香は一致している。(2003.10.2)


自民党総裁選について一言。小泉純一郎という人物は、まさに口だけだということに国民もそろそろ気がついてもよさそうなものなのに、報道2001の調査などではいまだに6割以上の人が支持している。総理就任早々の金正男をVIP待遇で丁重に送り返すという事件よりこのかた、外交はダメだし、外務大臣の選出にしても、田中真紀子はアホだし川口は屁たれだしどうしようもないようなのばっかりである。8月15日に靖国神社に参拝するとあれほど言っておきながら、13日に参拝して、翌年もその翌々年も8月には参拝の気配すらない。これをうそつきの口だけの根性なしと言わずしてなんというか。

口では威勢のいいことを言っておきながら、そういう人に限ってうわべだけで中身がさっぱりない、徳がないのだということを、今から2500年前に孔子は「巧言令色、鮮(すくな)し仁」と喝破した。小泉は、まさしくこの言葉の見本のような人物である。

国債の30兆円枠はどうしたのか。痛みをともなう構造改革というのはどこへ行ったのか。自民党をぶっつぶすんじゃなかったのか。加藤の乱のときは、盟友を見捨てた男である。そのくせ、ちゃっかり森総理の後釜に座った奴である。拉致問題も、変な平壌宣言とかいうのに署名だけして、ちっとも進展しないではないか。今も憲法改正がどうの、と言っているが、どうせ口だけで実行力は何もないへっぽこであり、言うだけ言って実行しないのは、言わずに実行しないのよりなお悪い。小泉に騙されているということを支持している6割の国民は早く気づくべきである。その上で支持するというならまた別であるが。小泉自身も、自らが国民を欺いているということを意識していないようなので、早く気づいて自分から辞めるべきだろう。

一方の対立候補の筆頭である亀井静香は、「剛毅朴訥は仁に近し」というのにふさわしい人物であるという印象を私は持っているが、どうも国民的人気はないようなので、難しいか。(2003.9.3)